続・「風の散歩道」 K066 旧浪岡・樽沢周辺の集落

 


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 山野逆さまの景色・・・旧浪岡・樽沢周辺の集落 
前回 [K065] の散策から数日後の事、りんご園の山中を見回した続きをすることにした。
前回はりんごの木を切り出した一面緑の広場、所がこの日は一面ドス黒い茶色一色。
それもそのはずで、西に岩木山、遠く東には八甲田連峰が覗くここは田園地帯。
自前の脳ミソでいくと、「平野部は緑、山手はまだ茶色」と無意識のうちに高低差で決め込んでいたのだが、実は現実は逆であった。

それだけ田んぼの草はことごとく排除されていると言う事なのだろ。
畦道にうっすらと草が見える程度で、樹木は今だ冬眠中といった色合いだ。
今回はそんな季節の狭間に迷い込んだ思いの一景。・・・とブログには書いておこう!
この“・・・とブログには書いておこう!”のくだり、その昔コマーシャルで流れていたセリフ、高校の頃であったろうか、如何にも善行を行ったような“色付けセリフ”を並べ、最後に一言「・・・と日記には書いておこう」と虚偽告白のセリフ。
これが私のお気に入りであった。

 

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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続・「風の散歩道」 K064 弘前市一野渡周辺周辺


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大和沢から一野渡を見る 
暑さ寒さも彼岸までと良く言うが、今年は彼岸前から穏やかな日々。
そんな中出掛けたこの日は、弘前市の南から東、大鰐方面を探ることに・・・
まずはアップルラインを走る事にし、国道7号線石川からアップルロードへ入る。
弘前市内からの交差点を一つ二つ過ぎると間もなく“クレー射撃場”の看板が目に付いた。
「ほ~っ、ここに・・・」との思いでここを通り過ごした。
このアップルロード、結構人気が有るようでダンプ等の大型車の往来も多い。
相馬・百沢方面へ行くのには、込み合う市内を通らずに済むので結構利用者が多いのだろうか?
先の看板を目にしてからしばらく行くとアップ・ダウンと大きなカーブが有り、間もなく弘前市内からの交差点、それを左折、山手の方へと進んだ。
しばらく走り集落の中をポット抜け出ると、左手前方がパッと開けた。
“ポッと出て、パッと開けた”その先には杉林と右には大きな建物がある。どうやら神社と農協関係の建物のようだ。
そのまま進み集落の外れを確認後の帰路途中の事。
地名確認の為“電力検針?”で巡回中のお嬢様方に地名を聞いた所「おおわさわ」との事。
バス停の“大和沢”を見“やまとさわ”と発声したのだが豈図らんや「おおわさわ」と修正され、またひとつ、知識が増えた感動を味わった。(その分二つほど蓄積された知識・記憶が削除されたようだが)
ひと呼吸おいてこの“おおわさわ”、高校の頃からの聞き覚えを思い出していた。
こうしてアップルロードから入り込んだここは弘前市一野渡周辺。
今回はここを取り上げてみた。
丁度“大和沢”と“一野渡”との境目の眺めのようだ。

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続・「風の散歩道」 K063 旧相馬村手前 藤沢

 


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りんご選定作業真っ只中
前回の“サルとタヌキのにらみ合い K062 記憶を尋ねて・・・  に遭遇した帰り道・・・
往路とは反対側の眺めを見る為、あえて旧道らしき道を通る事にし車を進める。
・・・も、すぐまた広い通りへ出る。
後日調べてみると弘前⇔相馬間は並行する通りが数本あるらしい。
やむなく合流その先の集落へと進む。どうやらその集落は、往路早々に道を尋ねた所から丁度反対側遠方に見えた集落らしい。
今回は往路に見たその集落の全景。
手前の平地にはりんごの木が並ぶ。
すでにここは選定を終えたようで、切り落とされた枝がそれぞれの木の横にまとめられていた。
川を挟んで奥の集落は小高い山を背にし、こちらを見下ろしているようだ。

 

 

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続・「風の散歩道」 K062 記憶を尋ねて・・・ 旧相馬村周辺


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土手上の赤屋根の民家
前回の「K061 里に残る民家」で思い出した“赤屋根の民家”。
この日は弘前周辺へ出掛けた事もあり、その記憶を辿ってみる事に・・・
弘前市内から旧相馬村方面へ車を走らせる。
ところが・・・
そもそも何処からが“相馬村”なのかも知らぬままの散策。
弘前市内を抜けたあたり(多分)で、ウォーキングをするご婦人に早々にたずねる始末。
どうやら旧相馬村は思いのほか奥のようで、以前(K026 弘前市相馬)こちら方面へ出掛けた時の見覚えのある村外れまでどうにか辿り着いた。
村はずれから引き返して間もなく、思いがけぬ遭遇者に・・・
前方左手には住宅が有り、その奥隣には古い廃家らしき建物、さらに右カーブのその奥には杉林。
その廃家から一羽のカラスが飛び出した。
何かしら感じるものが有り、廃家の前を通るときチラリと横目で見ながら通ると、廃家奥の杉の木にはサルが一匹木登り中。
一旦車を止めバックして見ると、サルがチラチラこちらの様子を伺いながらも木の周りを前後している。
どうにも様子がおかしく、さらにバックしてみると今度は廃家に身を隠すようにタヌキがサルの様子を伺っていた。
「サルとタヌキの化かし合い?」、互いに様子伺いをしているのだろうか、何とも珍しい光景に遭遇したものだ。
今回はそんな道すがら観かけた“土手上の赤屋根のいち民家”。
手前の川(相馬川?藍川?)越しに、一段高い土手の上に赤屋根の民家がひと際目立っていた。
記憶の中の“赤屋根の民家群”、結局は見つからず仕舞いであった。

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