続・「風の散歩道」 K090 竜飛・三厩_その3舟屋


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漁師の誇り舟屋・・・三厩
前回 K089 最果ての地、竜飛岬 ・・・ その2 の続き・・・
海岸沿いを走ると目に付く舟屋(舟屋で良いんだろうか?)。
海岸沿いを走ると集落ごとにこの舟屋があり、そこに住む者の暮らしの基盤となる物で有ろう。
海岸とあって風雨・風雪にさらされるのであろう、何処の舟屋も傷みが激しい。
板塀はグレーに変色し、屋根は赤く錆び上がり、多くはピサの斜塔よこしく傾いている。

そんな風情がどういう訳か興味を引き、モチーフとして観る自分がそこにいる。
ここはそんな竜飛・三厩周辺の舟屋の風情。
きっと漁師としては、舟屋を持つと言う事は一人前のあかしでもあろう・・・

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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K089 最果ての地、竜飛岬 ・・・ その2


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岩礁の塔
前回の  K088 最果ての地、竜飛岬  続き・・・

竜飛岬最先端まであと一息といった辺りで見掛けた海沿いの集落。
何か見つかりそうな“気配”を感じ、ちょっとした隙間に車を止め下車。
“漁村と船と竜飛岬”と、進行方向にばかり気を取られ、車を降りても前方ばかり見ながらのモチーフ探し。
これと言った収穫も無く、振り向いた先に見たものがこれ!

海へ突き出た防波堤の途中に“ニョキッ”と立つ岩礁。
最初、何の違和感も無く、まるで無線や灯台のように感じていたのだが、それはただの岩(岩礁)の塔であった。
防波堤の先、すぐ先には祠を祭る岩礁が有るのだが、そう言う物でもない。
きっと防波堤を作るに当たり「この岩礁を壊すと罰が当たる、きっと嵐に合い船が転覆するぞ!」
そんな話が持ち上がったに違いない!
・・・などと想像させるのにピッタリの寸影であった。

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続・「風の散歩道」 K088 最果ての地、竜飛岬


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果の果、竜飛岬の「帯島」
好天・晴天、更には時間ありと、稀に見る好状況に気を良くして出掛けたこの日の散策。
目指した先は津軽半島は陸奥湾沿い。
とりあえずは新幹線の本州最北駅「JR奥津軽いまべつ駅」あたりまで行き、その周辺からの南下を思索。
思索などと難しい言葉を使えるのも今の時代だからこそだ。
前置きはこの位に、まずは、と言ったらいいのか“ようやく”と言ったらいいのか1時間以上の長旅?
ホッとして車を降り、まずは腰痛体操&ストレッチの休憩タイム!
新幹線駅の建物と隣合せの「道の駅いまべつ」に立ち寄り視察する。
この日は思いのほか人がいて、賑わいを見せていた。
気を取り直し、駅を後にし更に先へと進むことにする。
ここいら辺りから安易なバイパス通りを避け、海に面した旧道を選択する事に!
ただ走るばかりのバイパス通りとは違い、それなりの趣を見せる旧道。
前方に見える岬周辺は?、集落の佇まいは?などと思考しながらの走り。
途中下車をし、対岸を観ると“左前方・右前方・右手前前方”と山並みの色合いが違う。
丁度そこに釣りの下見をして来たと言う若者が来たので聞いてみると“北海道・下北・右手前が今別”との事。
どうやら旧蟹田辺りからバイパスで岬をショートカットして来た為、対岸の頭脳の配置イメージが90度ほど角度が変わってしまったようだ。
そうこうしながら走るうち辿り着いた先は津軽半島竜飛岬。さらにその最先端を担う「帯島」(と言うらしい)。
帯島の防波堤に上がり歩いてみると、目の前の海には意外にもちょっぴだが波が立っていた。
この天気“青空に風も無し”なのに!?これが日本海と津軽海峡の狭間なのか?(・・・などとブログには書いておこう!)

ここはその先端より1kmほど手前、太宰碑のある所からの眺め。
天候と時間、太陽との位置関係か、海面はドスンと青々とした所と空の色を映したような明るい青(水色)に振り分けられていた。
手前には「消波ブロック」が長~~~く積まれ、後方には北海道が、“ひょっこり”青く姿を見せていた。

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続・「風の散歩道」 K086 北金ヶ沢漁港


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出漁を待つ漁港
前回続き・・・
続・「風の散歩道」 K085 北金ヶ崎大イチョウ

前回、ジブリをイメージさせた神木のある深浦北金ヶ崎。
「せっかくの港町、漁港を見ずに去るのは失礼」と、神木を拝観した後は岸壁へ立ち寄る。
ここで歓迎してくれたのが波止場の主“カモメのカモジロウ”(と名付けておこう)。
車を止め周辺を歩き回る中、歩み寄った一艘の漁船。
その船を支えている支柱を陣取り、やたらとこちらを見つめポーズをとる。
右横顔を見せつぎは左横顔、また右横顔で首を傾げるように下から見上げ、
終いには頭を高くしての上から目線。
一歩づつ近づくも一向に逃げる気配は無し!
きっとこの船は、漁船→水揚げ→お食事タイム・・・と、カモメにとってのレストランに違いない。
そして、“この船は俺の船だ!”と身を挺して守ろうというのだろう!
この時は、そんなイメージを送ってくれていた。

ここは、そんなのどかな景色を見せる北金ヶ崎漁港の岸壁。
漁船が4~5隻横付けされ、さらに後方には5~6隻以上の漁船が頭から陸揚げされていた。
後ろを振り向くと、傾いた太陽が海面をギラギラ照らし、帆と遠くの岬が黒く影を落としていた。


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続・「風の散歩道」 K085 北金ヶ崎大イチョウ


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ジブリの世界・神木「北金ヶ崎大イチョウ」
前回続き・・・続・「風の散歩道」 K084 深浦風合瀬イカ焼き村
早々に目標を断念し、深浦町道の駅「風合瀬イカ焼き村」を後にしての帰り道。
自称「転んでもタダでは起きない★」自分としては、ポツリポツリと途中の港町に立ち寄り、周辺を散策する事にする。(★・・・と、ブログでは書いておこう)
のはずが、大戸瀬、千畳敷をすんなりパス、北金ヶ崎へと差し掛かっていた。
その時、目に飛び込んで来たのが「日本一の大イチョウ」の看板。
ここ北金ヶ崎を通るたび、一度は目にしておこうと思いながらもついつい素通りするばかり。
ようやくこの日が来たのかと快く納得し、大イチョウを目指しハンドルを切る事にする。
道案内を見ながら進むと、意外と思うほどその場所は近く、すぐに辿り着いた。
そのまま駐車場を素通りし、奥まで進むと行き止まりとなり古びた建物が一軒。
何とこの建物の二階で“お猿さん”がお出迎えしてくれた。
駐車場を“素通りしてでも”その先へと進んだのは、きっとこの“お猿さん”が誘導したに違いない!

ここはその「日本一の大イチョウ」の樹。
能書きによると「垂れ下がっているたくさんの気根・乳垂から「垂乳根(タラチネ)のイチョウ」と呼ぶそうで古くからの神木だそうだ。
また、産後の乳不足の女性に乳を授ける有難い樹で樹齢1000年以上との事。
たしかに樹の前に立つと何本もの気根が垂れ下がり、正に“これぞ大樹だ! 神木だ!”と思わせる。
大樹の中にスッポリ身体が入ると何やら感じるものが・・・?
いやいや、自分が感じたのは“霊感”等の感覚では無く、ジブリ作品だ!
ジブリ作品の背景等によく出て来そうな雰囲気そのものだった。

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