続・「風の散歩道」 K041 霧に霞む田園越しのリンゴ園


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黒石市郊外・農道よりの一景・・・
小雨、と言うよりは霧雨が一日中くすぶるような一日。
出掛けた先の空は一様に霞む中、そこそこの見通しは利くような空。
こんな日は所用を済ませ真っすぐ帰宅となる日のはずが、この日は違った。
町中を通り田園風景が広がると、遠い山並みはかすみ、何時もはそれと分かるリンゴ園も霞むように見え隠れ。
“どれどれ・・・”とちょいと道をそれ、田んぼの中を走る農道へと車を走らせてみた。
バッタでも頬張っているのだろうか? 8割方稲刈りの終えた田んぼにはカラスが群がる。
ここはそんな田んぼから遠くに霞むリンゴ園の眺め。
手前には棒掛けの稲が横一列に並び、後方に見える高台のリンゴ園は流れる霧に見え隠れしていた。
山の稜線の見え隠れするこんな空模様もまた良い物だなと思わされた日であった。

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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続・「風の散歩道」 K040 尾上金屋周辺の農園


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季節外れのフレッシュグリーン・・・
所用を終えぶらぶら帰ろうとしたこの日、平野部をヒョイとわき道にそれ、右へぶらり左へぶらり。
“あちらは?、こちらは?”と見渡しながらの走行も、“これは”と思えるモチーフに出会わない。
まあ~今日はいいか・・・、そんなあきらめ気分の帰り道、目に飛び込んできたのが前方山手の斜面。
この時期、収穫の始まった周辺のリンゴ園の中、一部斜面の色合いがまるで初夏のような明るいグリーン。
周辺のリンゴ樹の中、そこの一面だけは草も木も無くきれいに刈り払われ、まるで六月の新緑のような色合い。
今回はそんな道すがらの一景。
ここは南北に走る高速道路に目隠しされ、その時まで気付かなかった平川市金屋地域の山手のリンゴ園。
収穫時とあって農道や畑の中そちこちに車が止まる中、穂を出した葦越しに見えた季節外れのフレッシュグリーン。

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続・「風の散歩道」 K039 実りと雲と岩木山


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収穫間近の津軽平野・・・
夕食の買い出しに出かけたこの日の午後。
西に見える「岩木山」周辺の雲は、何とも魅力的なと言うよりは劇的と言っても良いような姿を見せていた。
これを逃す手はないと買い物を済ませた後、見通しの利く水田地帯へと車を走らせた。
・・・が、残念なことに先ほどとは様子が違っていた。
山頂から三分の一は雲に隠れ、南の稜線は雲の隙間から光線を落し、北斜面は稜線に沿い雲がまとい付くように連る。
最初観たときはこの様な情景であったのだが、北斜面は時間が経つほどに雲に覆われ、しまいにはすそ野まで隠れてしまい、まさに雲隠れをしてしまった。
角度が変わればと南へ移動するも、刻々と変化する雲にはそっぽを向かれて、やむなくお帰りとなった頃には、はやくも秋の夕暮れの空となっていた。
この日はそんな津軽の“実りと雲と岩木山”の一時の交わりを垣間見た日となった。

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続・「風の散歩道」 K038 黒石市郊外より岩木山を観る


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収穫間近・・・
よく晴れたこの日、この機を逃す手はないと近くの川沿いへと出掛けたこの日。
お出かけの車に便乗、ウォーキングよろしく適当な所へポイ捨てしてもらうという事となった。
結局5Kmほどは歩き回る散策となった。
道路から川沿いの方へ抜けるには農園の中を進むのだが、途中目の前にはリンゴが実を付け、左を見ればブドウが袋をまとうと言う光景が見える。
リンゴ園を抜けた先は川から一段、と言うよりは二・三段高い場所。
今回はそんな収穫直前、ちょっぴり高い所から“岩木山”を眺めた所。
足元直下には田んぼとブドウ園があり、川原を挟んで田んぼと小高い山、そのず~っと奥では“岩木山”が津軽平野を見下ろしている。

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続・「風の散歩道」 K037 津軽西海岸・風合瀬周辺・・・


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津軽西海岸・風合瀬周辺・・・
台風の襲来の前にと出掛けたこの日。
お岩木山の山頂には雲が掛り「向かう先の空模様は・・・?」、
迷ったものの、動ける時にとの思いで鰺ヶ沢方面へ車を走らせた。
目指したのは海岸沿い県境の岩崎方面であったのだが、鰺ヶ沢手前からすでに雲行きがあやしい。
出来れば十二湖まではと思い車を走らせるも、海を目にした途端前方は雨が降り出していた。
海岸沿い南方を見ると、これがまたなお悪い。
遠くに見える岬周辺はかろうじて見えるものの、その奥の山並みをすっかり雲に覆い隠され、相当の荒れ模様を思わせていた。
仕舞いにはとうとう雨が降り出し、已むを得ずこれより先は断念と相成った。

ここは足を止めるには持って来いとばかりの場所、風合瀬の道の駅から海を眺めた所。
前方には海水を挟むように岩石があり、丁度オブジェのようにデンとこちらを見据えている。
食事をした後、雨が止み天候が収まってきたので岩場へ下りて散策してみると、何やら動く物体発見。
そこには、こちらの気配を感じたのかそれ以降微動だにせず、凛とハサミを二本立てお出迎えをしてくれるカニがいた。


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続・「風の散歩道」 K036 平川市碇ヶ関周辺 続き・・・


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稲穂とススキ・・・
買い物に出かけたついでに足を延ばしたこの日の散策。
今回は前回の続き・・・(「K036 平川市碇ヶ関周辺」)
まずは大鰐スキー場周辺を一望した後「あじゃら山」の裏手を回ったのだが、
ことの他すんなり走れる道路であったのにビックリ。
スキー場の足元虹貝から奥へ奥へと行くと、“ひばの国”“やらハム工房”あるいは・“わにもっこ”なるものが目に付いた。
地場産業と言う事で頑張っているのだろうか?
(ひばの国・ひばのくに迎賓館・おおわに自然村 生ハム工房・わにもっこ)
ここで道は左右二手に分かれ、右は確か早瀬野と言うダムがあったと思う。
ここを左へとさらに車を走らせるも、山登りを想定していただけに想像以上のすんなり走行、しまいには狭かった道がより広く、下りへとなった。
しばらく下ると田んぼが見えるほど視界が広がり始めた。
その田んぼに横付けしていた軽トラの主に伺いを立ててみる。
「この先まっすぐ行くと碇ヶ関?」と、少し“こわ面”のおじい様に訊ねると、思いのほか親切かつ柔らかに応対してくれた。
人を見かけるとあえて車を止め話しかけてみるのだが、コミニュケーションを取る為よくやる事だ。
今回は前回のすぐ近く、ボチボチ出始めたススキ越しの一景。

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続・「風の散歩道」 K035 平川市碇ヶ関周辺

 


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パラグライダーとのどかな田園風景
買い物に出かけたついでに足を延ばしたこの日の散策。
大鰐町と碇ヶ関とを見据えるように鎮座する「あじゃら山」。
この日はまずその「あじゃら山」にある夏の大鰐スキー場を覗いて見る事にした。
まずお出迎えしてくれたのが大空を滑空する“パラグライダー”。
ここではよく見かけるのだが、上昇気流に乗っているのだろうか、ほとんど同じ高さで左右を滑空している感じであった。
リフト乗り場から下を見下ろしてみたが、手前の小山が障害となり、いまいちの眺めなのが残念。
一見した後、スキー場を下り、山裾を右回りに回ってみる事にした。
実は「ここの裏手(山裏)はどうなってるのだろう?」、
そう思ったのが今春の取材時の事。(K016 平川市津刈・久吉方面)
その時はまだ雪が有る為、山の奥の方へはパスしていた。
今回はその大鰐の虹貝から「あじゃら山」裏をグルリ回り、碇ヶ関へと抜ける通り、
碇ヶ関の道の駅へ出る一歩手前の眺め。
周辺にはぼちぼちススキが出始めていた。


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続・「風の散歩道」 K034 藤崎町福島周辺


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串刺し極上ソーセージ
あと一月もすれば稲刈りが始まるのだろうか?
この日の津軽平野は稲穂が実を結び、穂先が黄色味を増していた。
十数年ぶりに走る道路、「あれ ここは? こんな所に信号?」と、整備が進み見違えるほど。
そんな道を走るうち見つけたのが“ガマの穂”。
空地の一角にニョキ・ニョキ、10数本の“ガマの穂”が目に飛び込んできた。
特別珍しい訳でもないのだが、過去の記憶と一瞬にして直結した。

寒い日の、とあるコンビニでの事・・・
ショーケースの中にある数種の“ウインナー”。それもこれもと目移りし、まるで迷い箸。ようやく決断して持ち帰り口にした。
これがまた自分には絶品で、禁断の実を口にしてしまったような感覚。
後日、またそのコンビニへ立ち寄り見た所、同品が無い!
店員さん曰く、「当店ではあまり出ない商品でして・・・」との事で打ち切りにしたという。
そんな記憶を蘇させてくれるがガマの穂であった。

ここはそんな極上のソーセージ“ガマの穂ソーセージ”のある畦道。
奥にはライスセンターが鎮座し、あと一・二ヶ月もするとフル稼働するのだろうか?
この日、七十歳目前だと言うのに“自動二輪”にまたがり、これからちょいと散歩だという。
小1時間ほど後、「今、碇ヶ関の道の駅」、と三十数キロ先から連絡してきた。
そんな古くからの友の元へ立ち寄り、その足で出かけた散策であった。
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続・「風の散歩道」 K033 弘前郊外から観る岩木山


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真夏の岩木山(弘前青女子・高杉周辺)
「時は 平成29年 お盆を控えた真夏の日 ト・トン・・トン・トン」
・・・どういう訳か講談調で始まった今回。
近頃はあまりやらなくなったが、年末恒例の“赤穂浪士”のくだり。
今回の散策を書くに当たり“時期・情景”を思い浮かべるうち自然とリズムが口を突いていたのがこれ!

そんな今回は、津軽の代名詞「岩木山」。

この日は弘前市郊外の田園地帯、稲穂が出始めた真夏の一日。
一面の稲穂の中、ポツンと一か所だけ数本の野草が立ち並んでいた。
あえて刈らずに残したのだろうか?
畦道の中、そこの一角だけ草が伸び、それが幸いした感じで野草越しの岩木山となった。

先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」。
その続編として、続・「風の散歩道」と題してこのブログで綴ります。

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続・「風の散歩道」 K032 帰省の賑わい、黒石


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黒石市「こけしの里」入り口周辺(花巻)
近年、めっきり静かになった黒石市。
お盆の帰省で賑わうこの時期、さすがにこの時期はお墓参りで賑わい、市街地始めその周辺の交通量も心なしか多いようだ。
また、近頃国道102号線黒石インターから山手・八甲田方面は八戸ナンバーの往来の多い事。
八甲田山中の道路がぐっと良くなったのであろう、城ヶ倉大橋・田代平経由だと距離の短縮となる。
ここはそんな津軽平野の日本海側と十和田・八戸の太平洋側とを結ぶ国道102号線上。
八甲田連峰への西の入り口でもあるここは、黒石市の「こけしの里」への入り口、黒石市花巻周辺。
小高い山並みが浅瀬石川沿いに程よい高さで連なり、角度を変えるごとにいい具合の景色を見せてくれる。
その黒石市・・・、今日は伝統ある祭り「黒石よされ祭り」のオープニングの日。

先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
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