続・「風の散歩道」 K062 記憶を尋ねて・・・ 旧相馬村周辺


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土手上の赤屋根の民家
前回の「K061 里に残る民家」で思い出した“赤屋根の民家”。
この日は弘前周辺へ出掛けた事もあり、その記憶を辿ってみる事に・・・
弘前市内から旧相馬村方面へ車を走らせる。
ところが・・・
そもそも何処からが“相馬村”なのかも知らぬままの散策。
弘前市内を抜けたあたり(多分)で、ウォーキングをするご婦人に早々にたずねる始末。
どうやら旧相馬村は思いのほか奥のようで、以前(K026 弘前市相馬)こちら方面へ出掛けた時の見覚えのある村外れまでどうにか辿り着いた。
村はずれから引き返して間もなく、思いがけぬ遭遇者に・・・
前方左手には住宅が有り、その奥隣には古い廃家らしき建物、さらに右カーブのその奥には杉林。
その廃家から一羽のカラスが飛び出した。
何かしら感じるものが有り、廃家の前を通るときチラリと横目で見ながら通ると、廃家奥の杉の木にはサルが一匹木登り中。
一旦車を止めバックして見ると、サルがチラチラこちらの様子を伺いながらも木の周りを前後している。
どうにも様子がおかしく、さらにバックしてみると今度は廃家に身を隠すようにタヌキがサルの様子を伺っていた。
「サルとタヌキの化かし合い?」、互いに様子伺いをしているのだろうか、何とも珍しい光景に遭遇したものだ。
今回はそんな道すがら観かけた“土手上の赤屋根のいち民家”。
手前の川(相馬川?藍川?)越しに、一段高い土手の上に赤屋根の民家がひと際目立っていた。
記憶の中の“赤屋根の民家群”、結局は見つからず仕舞いであった。

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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