続・「風の散歩道」 K024 旧浪岡市・細野周辺


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野草越しの民家・・・
おだやかな一日・・・
この日出かけた先は、旧浪岡市の東(八甲田寄り)の奥地。
実は今年の冬に出かけた所で、その時は雪が多く、道路へ積み上げられた雪が見通しを悪くしていたため、あっさりあきらめ引き返した所。
リベンジを果たすべく、今回は行ける所までと車を走らせてみた。
・・・とは言うものの、奥深くなるとさすが“心細くもなりにけり”、村の中を走っていると優しそうな“おばサマ”が農作業をしていたので聞いてみる事に!
これがまた親切丁寧・事細かに教えてくれた。
やっぱり直進しても行き止まりのようで、この村が最後との事。村はずれでUターンした帰り道、今度はもっと年配のおばあちゃんがいたので再度道案内と雑談を繰り返す。
「(こんな田舎でも)今でも嫁っこ来て“けるん”(くれる)だって、“ありがで”(有難い)もんだ!」、そしてそれがまた3世帯家族も多いとか。
まるでこちらがインタビューでもしているかのような気分を味わわせてくれた。
思うに、このおばあちゃん、そして先のおばサマを見て分かるように“親たちが良い”からであろうと推察した次第であった。
ここはその地の村はずれの奥、一段高めの所からの眺め。
視線を下げ、手前の野草(スイバと言うのだろうか?)越しに観る民家。背景には逆光気味の杉林が民家を際立たせていた。


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減反の後に敷かれたように咲くシオン・・・

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先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」。
その続編として、続・「風の散歩道」と題してこのブログで綴ります。

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