続・「風の散歩道」 K086 北金ヶ沢漁港


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出漁を待つ漁港
前回続き・・・
続・「風の散歩道」 K085 北金ヶ崎大イチョウ

前回、ジブリをイメージさせた神木のある深浦北金ヶ崎。
「せっかくの港町、漁港を見ずに去るのは失礼」と、神木を拝観した後は岸壁へ立ち寄る。
ここで歓迎してくれたのが波止場の主“カモメのカモジロウ”(と名付けておこう)。
車を止め周辺を歩き回る中、歩み寄った一艘の漁船。
その船を支えている支柱を陣取り、やたらとこちらを見つめポーズをとる。
右横顔を見せつぎは左横顔、また右横顔で首を傾げるように下から見上げ、
終いには頭を高くしての上から目線。
一歩づつ近づくも一向に逃げる気配は無し!
きっとこの船は、漁船→水揚げ→お食事タイム・・・と、カモメにとってのレストランに違いない。
そして、“この船は俺の船だ!”と身を挺して守ろうというのだろう!
この時は、そんなイメージを送ってくれていた。

ここは、そんなのどかな景色を見せる北金ヶ崎漁港の岸壁。
漁船が4~5隻横付けされ、さらに後方には5~6隻以上の漁船が頭から陸揚げされていた。
後ろを振り向くと、傾いた太陽が海面をギラギラ照らし、帆と遠くの岬が黒く影を落としていた。


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モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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