続・「風の散歩道」 K066 旧浪岡・樽沢周辺の集落

 


20180411_20180411_tarusawa02
 

 山野逆さまの景色・・・旧浪岡・樽沢周辺の集落 
前回 [K065] の散策から数日後の事、りんご園の山中を見回した続きをすることにした。
前回はりんごの木を切り出した一面緑の広場、所がこの日は一面ドス黒い茶色一色。
それもそのはずで、西に岩木山、遠く東には八甲田連峰が覗くここは田園地帯。
自前の脳ミソでいくと、「平野部は緑、山手はまだ茶色」と無意識のうちに高低差で決め込んでいたのだが、実は現実は逆であった。

それだけ田んぼの草はことごとく排除されていると言う事なのだろ。
畦道にうっすらと草が見える程度で、樹木は今だ冬眠中といった色合いだ。
今回はそんな季節の狭間に迷い込んだ思いの一景。・・・とブログには書いておこう!
この“・・・とブログには書いておこう!”のくだり、その昔コマーシャルで流れていたセリフ、高校の頃であったろうか、如何にも善行を行ったような“色付けセリフ”を並べ、最後に一言「・・・と日記には書いておこう」と虚偽告白のセリフ。
これが私のお気に入りであった。

 

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

自身のホームページ「俺のスケッチブック」 こちらもよろしく・・・
 https://www.atoriezero1.jp/