続・「風の散歩道」 K055 蘇る記憶・・・平川市尾崎周辺。

 


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蘇る記憶、雪に埋もれる芯止めの木々・・・
同級生を尋ねた帰り道・・・
前々回の “続・「風の散歩道」 K053 農村から覗く「岩木山」 平川市唐竹(旧平賀)周辺” と一つ山を隔てたここは同じ平川市の山手の農村。
うろちょろ探し回る中、チラリ横目に観た景色が気になり、通り過ぎた道をバックした。
バックしたあと横道に入ると、それなりの景色がそこにはあった。
手前には雪に覆われた田畑があり、その奥には雑木が並ぶ。
そして右奥には杉だろうか数本ニョキッと立ち、その手前には納屋らしき建物が二棟ほど雪に埋もれている。
(・・・と言うほどの雪でもないが)
右手の納屋へ続く道から左奥の方へと4~5本の木が並んでいる。
この木、“芯止め”と言うのだろうか、そこそこの高さでブッツリ切られているのが印象的で、素材として絶好のモチーフとなっていた。
さきに「それなりの景色がそこには・・・」と細かく説明書きをしたのだが、実はこの次の日、ふと思い出し過去の記憶・記録資料を引っ張り出してみた。
今からだと13~14年前だろうか?
あえてこの時期のモチーフが必要となり、探しまわり見つけ描いた場所で、若干角度・距離感が違うが同じ場所のようだ。
その時は左横にはもっと背の高い木があり、芯止めした木の本数もあと2~3本は多かったようで、この時の方がモチーフとしては素晴らしかったように思える。
ここはそんな記憶を呼び戻す場所、“以前描いたあの場所へもう一度”と走り回っても辿り着けぬであろうと思える場所だった。

 

 

モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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