続・「風の散歩道」 K034 藤崎町福島周辺


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串刺し極上ソーセージ
あと一月もすれば稲刈りが始まるのだろうか?
この日の津軽平野は稲穂が実を結び、穂先が黄色味を増していた。
十数年ぶりに走る道路、「あれ ここは? こんな所に信号?」と、整備が進み見違えるほど。
そんな道を走るうち見つけたのが“ガマの穂”。
空地の一角にニョキ・ニョキ、10数本の“ガマの穂”が目に飛び込んできた。
特別珍しい訳でもないのだが、過去の記憶と一瞬にして直結した。

寒い日の、とあるコンビニでの事・・・
ショーケースの中にある数種の“ウインナー”。それもこれもと目移りし、まるで迷い箸。ようやく決断して持ち帰り口にした。
これがまた自分には絶品で、禁断の実を口にしてしまったような感覚。
後日、またそのコンビニへ立ち寄り見た所、同品が無い!
店員さん曰く、「当店ではあまり出ない商品でして・・・」との事で打ち切りにしたという。
そんな記憶を蘇させてくれるがガマの穂であった。

ここはそんな極上のソーセージ“ガマの穂ソーセージ”のある畦道。
奥にはライスセンターが鎮座し、あと一・二ヶ月もするとフル稼働するのだろうか?
この日、七十歳目前だと言うのに“自動二輪”にまたがり、これからちょいと散歩だという。
小1時間ほど後、「今、碇ヶ関の道の駅」、と三十数キロ先から連絡してきた。
そんな古くからの友の元へ立ち寄り、その足で出かけた散策であった。
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モチーフ探しの為の散策。その取材・回想のメモ、そして何より記憶にとどめる為始めたこのブログ。
先の「都会の片隅」を少しお休みし、今の身近なモチーフ、津軽地方を「風の散歩道」と題して始めます。
だいぶ前、津軽地方を中心とした作品で開いた個展「風の散歩道」(風景をもじり“風”)。
その続きとしてこのブログで綴ります。

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