「都会の片隅」スケッチメモ №031 都電荒川線 続き-3

”雑司ヶ谷鬼子母神堂”へ行く途中の並木道。「鬼子母神欅並木通り」と言うらしい。

その31) 都電荒川線 続きその3「鬼子母神欅並木通り」

前回逆走した大塚からのリベンジ、正確にはリベンジのリベンジ!?
いささか緊張気味の面持ちでスタート。
出発してすぐ、上りながらの左カーブを進む。
曲がり切った先の踏切を右に渡り、また直進。
そこまでの記憶は有るのだが、その先は”ゴチャゴチャ”定かではない。
途中目にしたのが「雑司ヶ谷霊園」。
どれくらいだろう、都会にしては結構広い霊園で、かなりの距離を歩いたように思える。
途中の出入り口から霊園内へ入り込み様子を伺うと、ポツリポツリと墓参りの人影が見える。
あまり無鉄砲に歩き回ると前回の二の舞いと、方向性だけは線路沿いの気持ちで墓地と平行に進むことにする。
ようやく線路を目にし一安心、再び終点を目指す。
・・・、と間もなく「鬼子母神前」の駅名が目に飛び込む。
「そう言えば数年前・・・」と思い出し「雑司ヶ谷鬼子母神堂」へ立ち寄る事に。
その後、「鬼子母神前」の駅で、進むべき方向を十分では足りず十二分に確認し進む。
残るは「学習院下」「面影橋」終点「早稲田」の三駅。
「学習院下」!覗いてみようかな・・・?、とも思ったが「額修理」には縁があっても「学習院」には縁が無く素通り。
少し行くと交差点を左に90°”ゴェッ”と曲る。
その曲がり角直前には川が有り、川沿いに進むことにする。
この川が世に知れた「神田川」だ。
(いや”だった”が正しい)
途中、橋の上から覗いてみると左右護岸しているためイマイチの景観だが、逆に左右から垂れ下がる樹木の景観が素晴らしい。
川底には遠目に見てもはっきり分かるほどの、大きなコイが二匹泳いでいた。
ほどなく「面影橋」「早稲田」と・・・・・・
ここは、この日再び訪れた”雑司ヶ谷鬼子母神堂”へ行く途中の並木道。
「鬼子母神欅並木通り」と言うらしい。
樹齢何年?、久しぶりに見た見事なケヤキの大木が並んでいる。
並木通りのあいだには小さなお店がポツリポツリ、今思えば「あぁ~、あそこでコーヒー一杯を・・・」

 

「都会の片隅」のテーマ解説

「生活の中の身近なモチーフを題材に・・・」で始めた「俺のスケッチブック」。ちょっとしたきっかけで始まった都会暮らしの今、東京都内を散策。
山手線を始め各路線の沿線、駅から一駅二駅と歩きモチーフ探し。
その時の様子・回想のメモに、作品になる前の正に”スケッチ”を交えて「都会の片隅」と題して綴ってみます。

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