「都会の片隅」スケッチメモ №038 戸越銀座

細い木材を店の全面格子戸のように打ち付け、中の灯りが微かに覗いている「蕎麦屋さん」(戸越銀座)

その38) 戸越銀座

今からだともうだいぶ前、知り合いの人が教えてくれたこの戸越銀座。
何でも”江戸を超える”と言う事から戸越だとか・・・・・・
事前に路線を確認した所「東急池上線」と「浅草線」が近くを走っているらしいのだが、この日は「浅草線」を選択、戸越駅を目指した。
降りるとすぐ「戸越銀座」のゲート、その”銀座通り”を覗くと大通り(第二京浜・国道一号線)を串刺しするように左右を突き抜ける形で走る商店街だ。
まずは国道を渡り駅向かいの通りへ進み見る。今度は反対方向へUターンの引き返し。
間もなく「東急池上線」の駅があり踏切を超えてさらに散策。
7~8年前にも一度訪ねたことがあるのだが、記憶の中の神社等を探すも無し・・・
その時とはまるで違った印象に思えた。
それもそのはず、とんでもない記憶違いをしていた。
と言うのも、記憶の中にあるのは”品川宿”、戸越では無い事にようやく気が付いた次第!
これでは”徘徊”して歩く日もきっと近い将来かも・・・トホホ(;-_-;)
ここはその戸越銀座の片隅。
蕎麦屋さんらしいのだが、店の前には大きな鉢の立派な植木が置かれ、幅広の板にお品書きの紙が貼られ立てられている。
何より興味を引いたのがこの店舗。
細い木材を店の全面格子戸のように打ち付け、中の灯りが微かに覗いていた。
入口もこれまた縦じまの引戸。
面白いのが引戸の上1mほどの所に同じ材料で直角に”チョコット”軒が造られていた。

 

「都会の片隅」のテーマ解説

「生活の中の身近なモチーフを題材に・・・」で始めた「俺のスケッチブック」。ちょっとしたきっかけで始まった都会暮らしの今、東京都内を散策。
山手線を始め各路線の沿線、駅から一駅二駅と歩きモチーフ探し。
その時の様子・回想のメモに、作品になる前の正に”スケッチ”を交えて「都会の片隅」と題して綴ってみます。

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